9/6(日)緊急・要請行動参加のお願い
首都圏大学非常勤講師組合・委員長の松村 比奈子です。
組合員の皆様へ。
9/6(日)には、14時より早稲田大学そばの奉仕園にて執行委員会がありますが、緊急事
態が発生しているため当日の集会内容を変更したいと思います。
※変更内容
(1)行動可能なすべての組合員の方々は9/6(日)、午後1時からの早稲田大学で開催され
る集会に参加してください。
(2)執行委員の方々は、午後2時から3時半までの間、早稲田奉仕園で通常の執行委員会
に参加してください。
(3)行動可能なすべての組合員の方々は、早稲田の集会から新宿伊勢丹前に移動してく
ださい。
午後4時から、大規模な集会・デモ行進が始まります。
※変更の理由
現在、国会で安保法関連法案の採決が進んでいます。
この法案は明らかに憲法違反の法案であり、たとえ多数決で可決されたとしても、正当
化されるものではありません。
ですが、与党は強行採決に持ち込む予定です。
9/11前後が焦点となりそうです。
この問題に対しては、憲法学者をはじめ、全国の大学の学者たち、大学の教職員の有志
の会、学生の会、
そして政治団体ではない日本弁護士連合会までが反対の声明を出し、国会前での抗議活
動を行っています。
私たちの首都圏大学非常勤講師組合もまた政治団体ではありません。
労働組合は憲法21条ではなく、28条で保障された特殊な団体であり、政治的活動を自由
に行える組織ではありません。
しかし私たちの活動は、組合員の人権保障を目的としており、また、そのための唯一の
手段は、恐喝や暴力ではなく、話し合いによる解決です。
安保法案の最大の問題は、個人の人権保障を国家の都合によって制限し、紛争の解決を
武力行使によって達成しようとするものです。
それは、私たちの活動の在り方を否定するものにほかなりません。
この法案が正当化される社会では、声の大きいもの、力の強い者が勝つことを正義とみ
なすことになります。
それは民主主義の破壊であり、労働組合の否定であり、とても承認できるものではあり
ません。
労働組合は政治団体ではありませんが、私たちのよって立つところの民主主義が破壊さ
れる状況を黙って見ているわけにはいかないと思います。
ぜひ、この意義をご理解いただき、日曜日の集会・デモ活動にご参加いただければ幸い
です。
当日は、組合ののぼり旗を用意してありますので、それを目指してお集まりください。
黄緑の無地に「首都圏大学非常勤講師組合」または「早稲田ユニオン」と大書きされて
います。
以上、私こと当組合の委員長・松村 比奈子より心よりのお願いです。
委員長として、憲法学者として、この政治状況を見過ごすわけにはいかないと心配して
おります。
ご賛同いただける方は、よろしくお願いいたします。
関連する情報の詳細です。
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1.「安全保障関連法案に反対する学生と学者による街宣行動」
日程:9月6日(日)15:00〜17:30
15:00〜16:00 学生と学者によるスピーチ&パフォーマンス
16:00〜17:30 政治家によるスピーチ
参加予定の政治家:蓮舫 民主党代表代行/志位和夫 日本共産党委員長/
(9/2現在)
主催:SEALDs・安全保障関連法案に反対する学者の会
http://anti-security-related-bill.jp/
2.「早稲田から止める!戦争法案 安保関連法案に反対する早稲田大学
全学集会9・6」
日時:9月6日(日)13:00~15:00
場所:早稲田大学・早稲田キャンパス14号館1階101教室
講演タイトル『立憲主義の「存立危機事態」にいかに向き合うか
――安保関連法案は廃案以外に選択肢はない―― 』
応援挨拶 白井聡氏(政治経済学部卒、現在、京都精華大学専任講師)
連帯の挨拶
川島堅二氏(恵泉女学園大学学長)楜澤能生氏(早稲田大学法学学術院)
小原隆治氏(早稲田政経有志の会)田村智子氏(参議院議員、一文卒)
各界卒業生からのメッセージ
やくみつる氏(漫画家、商卒)(予定)吉永小百合氏(俳優、二文卒)
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